甲賀市商工会 会長 大橋 淳一 氏
甲賀市商工会青年部 部長 森地 孝 氏
対談インタビュー
甲賀市商工会青年部 会報『そらまめ』より
企画:青年部広報委員会
地域発展のために何ができるのか?
大橋淳一会長・森地孝部長
新年あけましておめでとうございます。皆様方におかれましては輝かしい新春を、ご健勝にてお迎えになられたことと心よりお慶び申し上げます。昨年、甲賀市商工会にお寄せ頂きましたご厚情にお礼を申し上げ、本年も変わらぬご指導、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
司会:早速ですが、昨年の甲賀市商工会青年部の活動について教えてください。
森地孝部長
甲賀市商工会青年部といたしましては、合併2年目を迎え、『地域の支えとなる』という目標をもった仲間がさらに集まり、青年部全体として大きな事業を達成できたという印象をもっています。
資質向上事業としては主張発表大会、親睦事業としてはソフトボール大会、若手後継者等未来創造事業としてはラリーニッポン2012と共催で『職業体験・はたらく車』事業を実施しました。
大橋淳一会長
どの事業も有意義だったことと思いますが、特にどの事業が印象に残りましたか?
森地孝部長
やはり若手後継者等未来創造事業です。この事業は、市内の中小企業者の廃業が相次ぐ中、将来の甲賀市経済の担い手である小学生に対し、私たち青年部が今できること、そして、ふるさと甲賀市の発展には『人づくり 諦めない・感謝する・思いやる心』が不可欠であるという思いから実施した事業でした。参加してくれた小学生が「甲賀市のために自分達もやるんだ」という思いを持ってくれたと実感しています。
大橋淳一会長
それは素晴らしいことですね。青年部員の皆様には、40歳までという限られた時間の中で、甲賀市全体がひとつになって青年部事業を推し進めていただきたいと考えています。ここ数年で部員が相当数減少するという厳しい状況ではありますが、青年部の力は大事!何とか若い力で団結して、地域の発展に尽力して欲しいと思います。
司会:ありがとうございます。次に、少し話が変わるのですが、青年部員の中には甲賀市商工会の事業をよく知らない人がいます。これについて、会長はどのようにお考えでしょうか?
大橋淳一会長
そうですね。甲賀市商工会では、「行きます 聞きます 提案します」のスローガンのもと、会員の皆様方に商工会の事業を理解し、サービスを有効利用いただけるよう職員による巡回訪問を実施しています。本年は「聞きます 提案します」を必須の課題として経営サポート事業を実施してまいりますので、青年部員だけでなく、会員の皆様方にはお気軽に甲賀市商工会本所・各支所へ立ち寄って頂きたいと思います。また、経営にまつわるさまざまな講習会等も実施していますので、是非とも参加して欲しいと思います。
森地孝部長
私も経営者のひとりとして、もっともっと商工会を有効活用していきたいと思います。
ところで、さきほど会長からお話がありましたが、青年部員の減少が直近の課題です。市内の事業者の皆様に是非ともお伝えしたいことは、40歳までに経営者として大事な視座を持つこと、同じ目標をもった仲間と人間関係を築くこと、そして、地域発展に寄与できる数少ない団体のひとつが青年部であることです。部員の皆様方には、是非とも新入部員の加入勧奨をお願いしたいと思います。
大橋淳一会長
厳しい時代背景の中、自分自身の生業が大事であることは当然です。しかしながら、自分自身の生業+αで何ができるか、青年部の一員としてチャレンジして欲しいと思います。
森地孝部長
繰り返しになりますが、地域発展に貢献できるよう甲賀市全体がひとつになって事業を推進していこうと思います。
大橋淳一会長
日本全国さまざまな青年部活動があると思いますので、それを参考に市民の皆様との共存共栄のヒントを探していけばよいのではないでしょうか。いつの時代もどんな職業でも汗をかいたら、いいものができるはずです。青年部活動もきっと同じです。今年も昨年以上にご活躍されることと心より期待しています。
大橋淳一会長・森地孝部長
今後とも本会・青年部が協力し合って、甲賀市の発展に尽力しましょう!
司会:本日は、お忙しい中ありがとうございました。
この対談記事や、甲賀市発展のために頑張って活動を続けている、商工会青年部員の紹介などが掲載されている青年部会報『そらまめVol.3』は、元旦に新聞折込をしていますので、そちらもごらんください。 |